睡眠障害は病院で治す|快適に眠れる生活を取り戻そう

精神病との関係

看護師

人間は定期的に睡眠をとることで、体の疲れを癒やしています。また体の疲れだけでなく、脳の疲れも睡眠により取り除いていると言われています。脳は日中、常に身体に信号を出し続け、会話や文章、図画を見て理解していくという作業を続けていますので、疲労は大変大きなものです。それを睡眠時間で、脳内のデータを整理して、記憶に残せる状態にすることが行われています。更に、睡眠中にはホルモンの分泌が活発です。寝る子は育つの言葉通り、成長期の子供なら睡眠時間で成長ホルモンが活発に分泌されるので、生育が活発です。また、美容に関係の深いホルモンの1つであるメラトニンの分泌も夜間に行われているので、お肌のハリツヤも良くなります。つまり、睡眠が取れていないとこれらの働きが妨げられるということでもあり、心身の疲れや記憶の混乱、忘れっぽくなる、健康面における不調などが頻発するようになるのです。

うつ病は日本でもかなりの方が罹患している精神疾患です。倦怠感や絶望感をはじめとするうつ状態が続くので、仕事、趣味、その他生活に関わるありとあらゆることについて影響が出てきます。実は、このうつ病の発症に睡眠障害が深く関わっているのではないか、ということが言われています。睡眠が正常に行われていないと、心身が休まりませんから、疲労が蓄積し続けていきます。その疲労が、精神面に置いてはうつ病のトリガーになってしまうのです。眠っていないことによる身体的なダメージはもちろん、眠れない、寝なければいけないという精神的なプレッシャーもうつ病を引き起こしてしまう原因の1つです。また、うつ病から睡眠障害を発症することもあるため、2つの病気は表裏一体のようになっている、大変関係性の深いものです。どちらか片方でも治療は大変ですが、併発するとより治療に時間もかかります。睡眠障害に悩んでいる方は、早目に睡眠病害の病院へ通い、治療を始めることが、うつを発症する危険性を大きく下げることが出来ます。うつ病の治療のために処方される薬の中には睡眠薬が含まれることもありますので、同時に2つの病気に対して効果が得られる場合もありますが、睡眠薬の処方については、今の自分の状態をしっかりと病院の先生などと話した上で決めておくと良いかもしれません。

もし万が一、精神病と睡眠障害を同時に発症してしまった場合はどこに通えば良いのでしょうか。一般的な考え方であれば、睡眠障害の病院と、精神病の病院は違うものに思えると思います。しかし、これらは実際には大変近いもので、同じ病院でも治療が可能な場合が多いようです。この場合、睡眠障害でも病院の種類としては精神科や神経内科、心療内科などに通院することになります。睡眠障害の原因がうつ病などの精神病の場合も、逆にうつ病などが睡眠障害の原因になっている場合も、どちらかを治せばどちらか一方も比較的良くなることが多いからです。特に睡眠障害は、心身へのダメージも多いため、睡眠障害の病院に通院して一刻も早く治療するのがお勧めなのですが、うつの進行度合いが大きい場合は、先にうつ病の治療から始められる事もおすすめです。うつ病の治療の一環として睡眠障害を病院に通院しつつ治すこともできるので、どちらの方法を選ぶかはその時の状況次第とも言えるでしょう。